近年とくにクローズアップされてきたのが、森林の持つ公益的機能といわれる水源涵養、土砂流失防止、地球温暖化防止機能など森林が存在するだけで果たしている役割です。その他にも下記のような役割を果たしています。

●森林のはたらき

山崩れを防ぐ
水源をかん養する
動物の住みかになる
二酸化炭素を吸収する

●森林の果たしている役割
水資源貯蓄
水資源浄化

※資料:村井・岩崎勇作
「林地の水及び土壌保全機能に関する研究」

 森林の土壌が、降水を貯留し、河川へ流れ込む水の量を平準化して洪水を緩和するとともに、川の流量を安定させる機能を持っています。又、雨水が森林土壌を通過することにより水質が浄化される事が解っています。

二酸化炭素吸収
化石燃料代替エネルギー

 森林は光合成により二酸化炭素を吸収し、炭素を固定して、地球の温暖化防止に重要な役割を果たしています。日本の森林が、 光合成によって吸収する二酸化炭素は年間約1億トンで、これは我が国の二酸化炭素排出量の8%、国内の全自家用乗用車の排出する量の7割に相当します。
 また、住宅1棟(床面積136m2)を建設する時に必要な材料の製造に必要なエネルギー消費から、放出される炭素の量を試算すると、木造住宅は鉄骨プレハブ造、RC造住宅のそれぞれ1/3、1/4倍の炭素放出量です。二酸化炭素の吸収については京都議定書によって、各国の排出量に対し削減目標が決められております。原生林においてはプラスマイナス0と言われておりますので、若い成長過程の針葉樹がCO2を多く吸収すると言われています。吸収されたCO2は木伐として蓄積されます。


●森林の公益的機能の評価


 この様に、森林の持つ公益的機能をお金に換算すると、林野庁の試算ですが 森林の公益的機能を貨幣換算できる機能についてのみ、金額で評価すると、国全体で1年間に74兆9,900億円(H12林野庁試算)となり、同様の方法で熊本県の森林について計算すると、1年間で1兆5,451億円になります。


Copyright (c) 2007 KUMAMOTO Forestry Labor force Secure Support center All rights reserved.